勝てば官軍か~長州(86) [萩の吉田松陰]

SH3B0348.jpgSH3B0348民家のシュロ
SH3B0349.jpgSH3B0349古びたままの旧家
SH3B0350.jpgSH3B0350その門

民家の庭にひときわ背の高いシュロの木が見える。
村田清風と久坂玄瑞の家を見たので、平安古地区の見学目的は終えた。

これから再び晋作の家の城下町へと戻ることにする。
理由は萩城付近のキリシタン殉教碑のある場所がわからないので、一度観光案内所で聞こうと思った。
城の中にそれはないことはわかっている。

パンフレットには書いてあるが、その場所へなかなか辿り着けなかった。

城から東へ向かう御成道に沿って城下へ下る。

かなり古い屋敷があるが、そこはなぜか手入れがされていなくて、朽ちかけたままである。
ただ古いなりに丁寧に管理されてきた様子も感じられるが、官軍の英雄たちの旧家の保存状態とは似て非なるものである。

ひょっとして佐幕派の武家の末裔が住んでいるのだろうか。
そうではないかも知れない。
私がもし佐幕派の子孫であるとすれば、意地でも江戸時代の家屋をそのまま保存しようとするであろう。

国家の資金的助成など受けずに、古びたままの姿で堂々と世間に見てもらいたいと思うだろう。

歴史とは残酷なものである。
勝てば官軍である。

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