光市のシュロ並木~長州(140) [萩の吉田松陰]

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SH3B0554これより光市の松原
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SH3B0555交差点にシュロの木
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SH3B0556室積の信号を左折し、光市母子殺人事件現場に接近したとき見たシュロ並木

右に瀬戸の海を見ながら光市へと入る。
松原の松の緑はまだ健全である。

JR光駅を左に見て通過すると、市内の景色が昔よりも垢抜けて見える。
あとで光市に住む知人に教えてもらったのだが、最近電線の地中化を実施したそうだ。

電柱と電線がなくなると、少し欧州の町の雰囲気がかもし出されてくるような気がする。

日曜大工の店ジュンテンドー最寄の交差点に立派なシュロ木がデンと立っていた。
何度もここを通ったが、ザビエルを意識し始めてからだと思うが、初めてこのシュロの存在に気づいた。

見て知ってはいたが、意識の中には無かったといっていいシュロである。

光もシュロで神を祝う心が根付いているようだ。

千鳥橋を渡ると製鉄所が右手に広がる。
昔は光海軍工廠だったところだ。

その千鳥橋の上で、幕末に第2奇兵隊を脱走し、尾道代官所を襲撃した立石孫一郎は射殺された。
司馬遼太郎氏も短編小説として取り上げていた。

その墓石が千鳥端の東側たもとに立っているが、そこにはシュロの木は無かったと思う。

国道188号線を通って光市を突き抜けると、バスターミナル駅がある港町室積へ着く。
江戸時代までは自然の良港で海運でにぎわっていた町である。

ここを右手に曲がれば観光名所の象鼻ケ岬(ぞうびがさき)である。
そこに来島だったか来原だったか、松陰ゆかりの志士が神として祭られている話題は以前このブログに上げたが、私はそのことを知らなかった。

逆に室積の信号を左折すると、全国で有名になった光市母子殺人事件現場のアパートに至る。道路そばの第7棟の4階東側角部屋が現場であった。

そこへ向かう途中、スーパーマーケットの前に「これでもか!」とシュロの並木が登場してきた。

意識し始めてから初めて見る棕櫚並木であるが、それには圧倒された。
何度も日常見ていたものだったが、その当時はシュロの意味など考えもしなかった。

同じ信仰を持つものたちは、ここへ来たときにほっとするのであろう。
そうではない私は「ぎょっ」としている。

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