瀬戸内へ~長州(136) [萩の吉田松陰]

SH3B0535.jpgSH3B0535山中を走る
SH3B0537.jpgSH3B0537月夜

江戸へ檻送される松陰の蝋人形を見て、これで私の萩訪問を終える。
午後4時過ぎである。

コンビニで冷やし中華そばのインスタントものを買って、駐車場で食べ旅立ちの前の腹ごしらえをした。

パンやサンドイッチ、あるいはおにぎりにすべきだった。

というのは、駐車中の車の中で食べたのだが、疲れていたのか手元が滑って容器を胸の前で傾けてしまった。

冷やし中華の甘ったるい醤油だしが、だらだらとたっぷりと私の洋服の前に流れ落ちてきた。

大慌てで車の外へ飛び出して、何とかシートへの汚染は防止できたのだが、体の背中側まで、いやズボンの中の下着まで冷やし中華の出しで濡れてしまった。

コンビニの駐車場でパンツまで着替えるのは困難だが、さりとてこのにおいをつけたまま運転をできまい。

着替えられるものは全部着替えて、パンツのみ残すこととなった。
コンビニに再び入って、トイレを借りてその中できれいな下着に履き替えた。

これで何とか臭いを断つことはできたようだ。
あとは温泉を見つけて飛び込むことである。

実は山口へ来た本来の用事は、ある実業団大会運営の応援のために来たのである。ここ萩とは反対側の海になる瀬戸内海側のある砂浜へ行くことが旅の本来の目的であった。

そのついでというか、応援業務の合間に、気になっていた村田清風とキリシタン殉教地、それに松陰との関係を自分の足で調べた次第である。

もっと調べたいことはあるが、専業作家ではないからそうも行かない。

車を再び阿武郡山中へと走らせた。

山中の景色を眺めながら、やがて日が暮れ月夜になっていった。

山陰と山陽の中間の山の中に鹿野(かの)という町がある。

ここは禅宗漢陽寺の精進料理観光で有名な町で、かなり昔に何度か来たことがある。
葉わさびの醤油漬けが私のお気に入りのお土産である。

その鹿野に温泉があると標識が出てきた。

街中で左折し4KMほど山へ入ったところの川そばに温泉があった。
かわらに駐車して温泉へ飛び込み、肌に染み付いた冷やし中華の臭いを洗い落とした。

萩のフィナーレが「冷やし中華ダシシャワー」となろうとは誰が予測できただろうか。

風呂上りに生ビールを飲み、川原の駐車場で車中泊した。

深夜にガスバーナーで味噌ラーメンを作り、空の月を見ながらおいしく食べた。

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