温泉「延年閣」へ~奥州街道(4-168) [奥州街道日記]
TS393292旧道は今度は国道の右手を行く
TS393293「栗原市金成稲荷前(かんなりいなりまえ)」東京より427km地点
TS393294坂上の灯り(説明は本文参照)
金成宿のハリストス国教会には寄りたかったが、残念だが行けない。
バイクや自動車の旅なら、あちこち寄ることはできよう。
私の100ccの心臓バイオエンジンとこの3日目の疲れた二本の脛(スネ)では、あれもこれもの贅沢はできない。
今日は風呂を優先する。
ハリストスは、いつかまた車でくれば良い。
街道歩きは体が元気な今しかできない。
しかし車での旅なら10年後の私でもまた来れるだろう。
「今できること」を今やる。
久しぶりにファミマを発見した。
この間殆どコンビニを見なかった。
体が欲しがるものを素直に買った。
ビール。チーズ、ピーナッツ、はちみつレモン(飴)、紀州梅お握り、サッポロ一番みそラーメンだ!
驚いたことに、みな安いものはがりである。
私の体は安い食品で養われたことがわかる。
お坊ちゃん育ちならワインやハム、チーズなどを買うのだろうか。
コンビニの駐車場に座り込んでビールを飲む。
酔っ払い歩行になるけれど、温泉はもうすぐである。
18時30分にコンビニを発ち、15分後に温泉「延年閣」に着いた。
真っ暗な坂道を緩やかに曲がりながら登っていくと、なんの花だったか「ようこそ延年閣へ」と書いたロータリーの花文字が出迎えてくれた。
ちゃんとした温泉であって、日帰り入浴料は400円と安い。
忙しく服を脱いで湯船にどぶんと飛び込んだ。
日焼けた顔と体が目立つのだろう。
湯船の中に浸かっている地元のお客さんたちの視線が「明らかなよそ者」の私の体に注がれる。
最初は戸惑ったことだが、今では慣れている。
九州育ちで東京住まいの私が、顔立ちだけでも奥州では珍しいのである。
それが農家の人よりも日焼けして、腕は黒いが体や足は白いというツートンカラー姿で湯船に入ってくるのである。
妙な人物に見えないほうがおかしい。
湯上りにホールでビールと山菜そばを食べた。
今日の最大の目的「温泉ドボン」は達成できた。
湯上りの風に清清しさを満喫しながら、坂を下り再び夜の旧奥州街道を歩く。
すぐにテント泊に適した場所が見つかることはまずない。
「栗原市金成稲荷前(かんなりいなりまえ)」東京より427km地点の標識がある。
「金成稲荷」の前なのか、「栗原市金成」にある「稲荷」の前なのか、この表示ではわからない。
おそらく「金成稲荷の前」を通過しているのであろう。
暗闇でお稲荷さんとの遭遇などはご遠慮したいものである。
旧道をヘッドランプをつけて歩いていく。
写真下の解説に「坂上の灯り(説明は本文参照)」と書いたが、ここからそのシーンに入る。
いくつか小山を越え、坂を下ってきたが、私を追い越して先へ行く自動車のヘッドランプはまたかなりの急な坂道を登っていく。
暗闇なのになぜそれがわかるのか?
私の目線よりも高いところに自動車のヘッドランプが向かって上るからわかるのだ。
写真下は自動車の列がゆるややかに左旋回をしながら、次の小山の上へと上っていくシーンを写したものだ。
写真の高さ方向で下端から1/4くらいのところが私が歩いている道路である。
風呂上りのさっぱりした体にこれ以上汗をかかせたくはない。
しかも足はかなりしびれてきている。
中くらいの川を渡る橋があった。
川の傍には草むらがあるはずだ。
橋を渡ったところに確かに草むらが少しあったが、自動精米機の前に使われなくなった自転車の駐輪場らしいコンクリート敷きの空間があった。
屋根がついているのだ。
自転車は一台もない。
よし、このコンクリートの上にテントを張ろう。
コンクリートには杭が打てないが、知恵でテントを張ろうと考えた。
暗闇の中でようやく今夜の寝床が確保できた。
寝床の様子は翌朝の次の記事で紹介しよう。
TS393293「栗原市金成稲荷前(かんなりいなりまえ)」東京より427km地点
TS393294坂上の灯り(説明は本文参照)
金成宿のハリストス国教会には寄りたかったが、残念だが行けない。
バイクや自動車の旅なら、あちこち寄ることはできよう。
私の100ccの心臓バイオエンジンとこの3日目の疲れた二本の脛(スネ)では、あれもこれもの贅沢はできない。
今日は風呂を優先する。
ハリストスは、いつかまた車でくれば良い。
街道歩きは体が元気な今しかできない。
しかし車での旅なら10年後の私でもまた来れるだろう。
「今できること」を今やる。
久しぶりにファミマを発見した。
この間殆どコンビニを見なかった。
体が欲しがるものを素直に買った。
ビール。チーズ、ピーナッツ、はちみつレモン(飴)、紀州梅お握り、サッポロ一番みそラーメンだ!
驚いたことに、みな安いものはがりである。
私の体は安い食品で養われたことがわかる。
お坊ちゃん育ちならワインやハム、チーズなどを買うのだろうか。
コンビニの駐車場に座り込んでビールを飲む。
酔っ払い歩行になるけれど、温泉はもうすぐである。
18時30分にコンビニを発ち、15分後に温泉「延年閣」に着いた。
真っ暗な坂道を緩やかに曲がりながら登っていくと、なんの花だったか「ようこそ延年閣へ」と書いたロータリーの花文字が出迎えてくれた。
ちゃんとした温泉であって、日帰り入浴料は400円と安い。
忙しく服を脱いで湯船にどぶんと飛び込んだ。
日焼けた顔と体が目立つのだろう。
湯船の中に浸かっている地元のお客さんたちの視線が「明らかなよそ者」の私の体に注がれる。
最初は戸惑ったことだが、今では慣れている。
九州育ちで東京住まいの私が、顔立ちだけでも奥州では珍しいのである。
それが農家の人よりも日焼けして、腕は黒いが体や足は白いというツートンカラー姿で湯船に入ってくるのである。
妙な人物に見えないほうがおかしい。
湯上りにホールでビールと山菜そばを食べた。
今日の最大の目的「温泉ドボン」は達成できた。
湯上りの風に清清しさを満喫しながら、坂を下り再び夜の旧奥州街道を歩く。
すぐにテント泊に適した場所が見つかることはまずない。
「栗原市金成稲荷前(かんなりいなりまえ)」東京より427km地点の標識がある。
「金成稲荷」の前なのか、「栗原市金成」にある「稲荷」の前なのか、この表示ではわからない。
おそらく「金成稲荷の前」を通過しているのであろう。
暗闇でお稲荷さんとの遭遇などはご遠慮したいものである。
旧道をヘッドランプをつけて歩いていく。
写真下の解説に「坂上の灯り(説明は本文参照)」と書いたが、ここからそのシーンに入る。
いくつか小山を越え、坂を下ってきたが、私を追い越して先へ行く自動車のヘッドランプはまたかなりの急な坂道を登っていく。
暗闇なのになぜそれがわかるのか?
私の目線よりも高いところに自動車のヘッドランプが向かって上るからわかるのだ。
写真下は自動車の列がゆるややかに左旋回をしながら、次の小山の上へと上っていくシーンを写したものだ。
写真の高さ方向で下端から1/4くらいのところが私が歩いている道路である。
風呂上りのさっぱりした体にこれ以上汗をかかせたくはない。
しかも足はかなりしびれてきている。
中くらいの川を渡る橋があった。
川の傍には草むらがあるはずだ。
橋を渡ったところに確かに草むらが少しあったが、自動精米機の前に使われなくなった自転車の駐輪場らしいコンクリート敷きの空間があった。
屋根がついているのだ。
自転車は一台もない。
よし、このコンクリートの上にテントを張ろう。
コンクリートには杭が打てないが、知恵でテントを張ろうと考えた。
暗闇の中でようやく今夜の寝床が確保できた。
寝床の様子は翌朝の次の記事で紹介しよう。
2010-07-24 13:04
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