旅の備えは体に聞け~奥州街道(4-169) [奥州街道日記]

TS393295.jpgTS393295翌朝のテントの光景
TS393296.jpgTS393296駐輪場の鉄格子を利用
TS393297.jpgTS393297コンクリートの端の土に杭を打つ

翌朝のテントの光景を見れば昨夜の私のテント設営の工夫がよくわかる。

まず左手の川に近いほうは、駐輪用のタイヤ入れの鉄格子にロープでテントを結び付けている。
右手はコンクリート面だから杭が打てない。
ならば、杭が打てる場所まで杭を移動させよう。

するとロープが足りない。
ならば「予備のロープ」を結んでロープを延長すればよい。

リュックの中に長すぎず短すぎない「予備のロープ」をちゃんと入れているところが、街道歩きに慣れた証拠でもある。
短いロープ1本がなくて何度も泣く目にあって、その体験から備えが充実してくる。

初めて旅にでるときは、誰でも準備は不十分なのである。
最初から玄人並みに準備してから旅で出ようなどと考えるだけやぼである。

頭で考えてできるものではないからだ。

もし賢い御仁が頭で考えて事前準備を完璧にしたと仮定しよう。
おそらくリュックの重量は30kgを超えてしまい、自分では持ち上げられなくなるだろう。
それは頭でっかちなアイデアに過ぎない。

私のリュックは重量が15~16kgである。
その限られた狭い空間に「必要なものがちゃんと過不足なく」詰められていることが肝心なのだ。
そういうことは、旅の実地体験を通じて体で覚えていくしかないものなのだ。

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