米国科学者が福島第一原発3号機の事故確率増大を警告(1999年10月) [つれづれ日記]
本日3月19日(土)の19時50分頃のNHK総合テレビニュースでは、国が冷静に行動するように呼びかけていることが伝えられていた。
ほうれん草や牛乳に放射性物質が含有されていたが、CTスキャン何回分だという子供だましの論理をまだ使っている。
自らが犯した罪の大きさを反省し、主権者国民に被害を及ぼしたことを謝罪する姿勢が見られない。
米国の科学者が1999年10月に、大変危険だから採用を辞めよと警告していたMOX燃料を導入したのは福島第一原発第3号機なのである。
東京電力 福島第一原子力発電所3号機 2010年(平成22年)9月18日より試運転開始。同年10月26日より、営業運転を開始」している。それが今現在各局のテレビ中継で自衛隊や消防隊が水を注入している炉なのである。
想定外の事故ではなく、確実に発生することを警告していたことを無視して導入し、当然の結果を招いているだけである。
しかも東電も政府もその理不尽な意思決定を反省することもなく、。CTスキャン何回だから安心せよと上から目線を変えていないのである。
むしろ高濃度放射線の中へ突入する自衛官や消防士を英雄視するようなカメラアングルを多用している。
政策意思決定のミスを謝罪してからの突入ならば、公務員がそのために被爆しても当たり前なのである。
「盗人猛々しい」とはこういうことを言う。
以下に、その米国科学者が過去に日本政府発した警告を抜粋する。
詳しくは下記アドレスから全文を読むことを切にお勧めする。
寺田寅彦が言った「正当にこわがる」のは難しいとはこういうことを指すのであろう。
政府が事実や危険性を隠蔽する中で、国民が今福島で起きている事故のこわさを正当に理解し適切な防衛策を選択することは大変難しいことなのである。
参考()
「日本の原子力発電所で重大事故が起きる可能性にMOX燃料の使用が与える影響」
http://kakujoho.net/mox/mox99Lyman.html
このサイトより一部を抜粋します。
著者 エドウィン・S・ライマン (PhD=理学博士) 核管理研究所(NCI)科学部長
1999年10月
『MOXの使用に伴って増大する危険の大きさからいって、県や国の規制当局はどうしてこの計画を正当化できるのだろうかと問わざるを得ない。
その答えは、原子力産業会議が発行しているAtoms in Japanという雑誌の中に見いだすことができる。
『通産省と科学技術庁、福島でのMOX使用を説明』という記事はつぎのように述べている。
「MOX使用に関する公の会合に出席した市民が、『MOXを燃やす炉での事故は、通常の炉での事故の4倍悪いものになるというのは本当ですか』と聞いた。
返答は、事故が大規模の被害を招くのは、燃料が発電所の外に放出された場合だけだ、というものだった。MOXのペレットは焼結されているから、粉状になってサイトの外に運ばれていくというのは、実質的にあり得ない。だから、事故の際のMOX燃料の安全性は、ウラン燃料の場合と同じと考えられる。」
中略。
NRCは、最近、原子力発電所で許されるリスク増大の幅を低く制限するガイドラインを導入した。
原子炉級MOXの使用に関連した大きなリスク増大が、米国のこれらのガイドラインの下で受け入れられるかどうか極めて疑わしい。
日本の規制担当者にとって、日本の原子力発電所が米国のものよりリスクが相当低いと考えるのはばかげている。
日本の規制担当者にとって、日本の原子力発電所が米国のものよりリスクが相当低いと考えるのはばかげている。
したがって、日本は、軽水炉にMOX燃料を装荷し始めるというその計画を再検討しなければならない。
米国の例にならって、重大な封じ込め機能喪失事故が──他の国におけると同じく──日本でも起こりうるという事実を受け入れ、
その文脈においてMOX燃料の使用のリスクを評価すべきである。このような評価を厳密かつ正直に行えば、
日本の当局は、MOX使用に伴うリスクの増大は、日本人にとって受け入れることのできない重荷であり、
将来の日本の原子力産業の焦点は、通常の低濃縮ウランを使った既存の原子力発電所の安全な運転におくべきだ、との結論に至らざるを得ないだろう。』以上
ほうれん草や牛乳に放射性物質が含有されていたが、CTスキャン何回分だという子供だましの論理をまだ使っている。
自らが犯した罪の大きさを反省し、主権者国民に被害を及ぼしたことを謝罪する姿勢が見られない。
米国の科学者が1999年10月に、大変危険だから採用を辞めよと警告していたMOX燃料を導入したのは福島第一原発第3号機なのである。
東京電力 福島第一原子力発電所3号機 2010年(平成22年)9月18日より試運転開始。同年10月26日より、営業運転を開始」している。それが今現在各局のテレビ中継で自衛隊や消防隊が水を注入している炉なのである。
想定外の事故ではなく、確実に発生することを警告していたことを無視して導入し、当然の結果を招いているだけである。
しかも東電も政府もその理不尽な意思決定を反省することもなく、。CTスキャン何回だから安心せよと上から目線を変えていないのである。
むしろ高濃度放射線の中へ突入する自衛官や消防士を英雄視するようなカメラアングルを多用している。
政策意思決定のミスを謝罪してからの突入ならば、公務員がそのために被爆しても当たり前なのである。
「盗人猛々しい」とはこういうことを言う。
以下に、その米国科学者が過去に日本政府発した警告を抜粋する。
詳しくは下記アドレスから全文を読むことを切にお勧めする。
寺田寅彦が言った「正当にこわがる」のは難しいとはこういうことを指すのであろう。
政府が事実や危険性を隠蔽する中で、国民が今福島で起きている事故のこわさを正当に理解し適切な防衛策を選択することは大変難しいことなのである。
参考()
「日本の原子力発電所で重大事故が起きる可能性にMOX燃料の使用が与える影響」
http://kakujoho.net/mox/mox99Lyman.html
このサイトより一部を抜粋します。
著者 エドウィン・S・ライマン (PhD=理学博士) 核管理研究所(NCI)科学部長
1999年10月
『MOXの使用に伴って増大する危険の大きさからいって、県や国の規制当局はどうしてこの計画を正当化できるのだろうかと問わざるを得ない。
その答えは、原子力産業会議が発行しているAtoms in Japanという雑誌の中に見いだすことができる。
『通産省と科学技術庁、福島でのMOX使用を説明』という記事はつぎのように述べている。
「MOX使用に関する公の会合に出席した市民が、『MOXを燃やす炉での事故は、通常の炉での事故の4倍悪いものになるというのは本当ですか』と聞いた。
返答は、事故が大規模の被害を招くのは、燃料が発電所の外に放出された場合だけだ、というものだった。MOXのペレットは焼結されているから、粉状になってサイトの外に運ばれていくというのは、実質的にあり得ない。だから、事故の際のMOX燃料の安全性は、ウラン燃料の場合と同じと考えられる。」
中略。
NRCは、最近、原子力発電所で許されるリスク増大の幅を低く制限するガイドラインを導入した。
原子炉級MOXの使用に関連した大きなリスク増大が、米国のこれらのガイドラインの下で受け入れられるかどうか極めて疑わしい。
日本の規制担当者にとって、日本の原子力発電所が米国のものよりリスクが相当低いと考えるのはばかげている。
日本の規制担当者にとって、日本の原子力発電所が米国のものよりリスクが相当低いと考えるのはばかげている。
したがって、日本は、軽水炉にMOX燃料を装荷し始めるというその計画を再検討しなければならない。
米国の例にならって、重大な封じ込め機能喪失事故が──他の国におけると同じく──日本でも起こりうるという事実を受け入れ、
その文脈においてMOX燃料の使用のリスクを評価すべきである。このような評価を厳密かつ正直に行えば、
日本の当局は、MOX使用に伴うリスクの増大は、日本人にとって受け入れることのできない重荷であり、
将来の日本の原子力産業の焦点は、通常の低濃縮ウランを使った既存の原子力発電所の安全な運転におくべきだ、との結論に至らざるを得ないだろう。』以上
タグ:米国科学者 福島第一原発3号機 事故確率増大 警告 1999年10月 冷静に行動 ほうれん草 牛乳 放射性物質 CTスキャン何回分 子供だましの論理 反省 主権者国民 被害 謝罪する姿勢 見られない 大変危険だから採用を辞めよと警告 MOX燃料 福島第一原発第3号機 10月26日より営業運転 テレビ中継 自衛隊 消防隊 水を注入 炉 理不尽な意思決定 反省することもなく 安心せよと上から目線 政策意思決定のミスを謝罪 公務員 被爆しても当たり前 英雄視 カメラアングル 盗人猛々しい 寺田寅彦 正当にこわがる 難しい 政府が事実や危険性を隠蔽する 事故のこわさを正当に理解 適切な防衛策を選択する 大変難しいこと エドウィン・S・ライマン PhD 核管理研究所 科学部長 重大な封じ込め機能喪失事故 日本でも起こりうる MOX使用に伴うリスクの増大 日本人 受け入れることのできない重荷
2011-03-19 20:06
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三号機が爆発した日、東京では強い北風が吹いていました。下りの新幹線の中に沢山の白人の家族が指定席に座っていました。険しい顔で黙って座っていました。通路には、身動きが取れない位に人がひしめき合っていて、臨月の妊婦も立っていました。乗客の1人が、妊婦の為の座席を譲ってもらおうと他の乗客と交渉してあげていました。二年位経過して我が家もパソコンを購入し、検索していくうちに、福島原発三号機爆発の怖さを知ったのです。先月、元福島大学教授で別府大学教授になり、学校カウンセラーをしている中野氏に「ABCCは急性原爆症の人体実験でしたが、福島は、低線量被爆の人体実験ですね」と云うと、「福島の放射線量は大した事はないです」と云われて驚きました。
山下俊一福島医大副学長は、福島の親達には、「ストレスは悪いから、子供はマスクを外して外で遊ばせなさい」と云い、貴重な人体実験のデーターをアメリカで発表している。学校カウンセラーが、大丈夫と云い、山下が、データーを集め、アメリカで発表する。何が目的なのだろう!?気持ちが悪い。
by 三毛猫 (2015-07-21 12:35)