橋を渡って右~長州(46) [萩の吉田松陰]




案内板には「隠れ切支丹の墓標「マリア観音像」500m長久寺」と書かれている。
ここから脇道へ入り500m先の長久寺に行けば会えるということだ。
しかし、同じような小道の農道が途中で分かれているので、どちらへ曲がればいいかわからない。
地元に人には寺がどこにあるか自明なのだろうが、東京から昨日やってきた私には道の分岐で出会うたびに迷ってしまう。
雲が出て日が翳ると、山の里の景色は急に夕方のような寂しさを演出する。
心細くさせてくれるのだ。
今回は街道歩きではなく、車中泊の用意をしてきているので、どこで日が暮れようとも心配はない。
それでも日が翳った里の田園風景は、心理的にあせりを生じさせてくれる。
しばらく行きつ戻りつを繰り返していたが、堪らず農家のおじさんに聞いてみた。
長久寺なら橋を渡って右だよと教えてくれた。
小さな石の橋があり、そこを渡って右へ道なりに車を進めると、正面の山すその高台に大きな屋敷が見えてきた。
あれが目指す寺のようだ。
2011-01-14 05:04
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