シュロの木の出迎え~長州・萩の吉田松陰(13) [萩の吉田松陰]

SH3B0040.jpgSH3B0040正面曲がり角にもシュロの木
SH3B0041.jpgSH3B0041家屋を守るかのようなシュロの木の位置
SH3B0042.jpgSH3B0042自己主張の強いシュロの木

小道を松陰の生家に向かって歩く。
娘からプレゼントされた新調のサンダルを履いて歩いている。
夏の朝の強い日差しを感じ、ウォーキングシューズよりはサンダルが涼しく感じたからである。

しかし裸足で履きなれていないサンダルを履いて坂をゆるゆると上っていると、指の付け根の辺りが変なあたり方をして赤く変色し始めてきた。

「やばいなあ。豆ができるぞ」と直感したが、わずか100mほど後方の車まで戻って履き替えることを面倒くさく思い、そのまま歩いている。
街道歩きでは足回りでこういう失敗を犯すことはまずない。

しかし車の移動旅行の場合はその辺りの注意が散漫になっているようだ。

正面の曲がり角に家屋の軒先に植えてあるシュロの木が見えた。

この松陰の住む萩のシュロの景色は、ある程度私は予想していた。
だから、発見して嬉しいとと思うとともに、私の事前の予想が当たったことに驚いてもいた。

そこを通り過ぎると、左手の空き地の向こうにもシュロの木があった。
やはり家屋の庭先に植えてある。

家の守り神であるかのようである。

その先には、人の背丈ほどもある垣根の草の中からニュキリと自己主張をしながら大きなシュロの葉が顔を突き出していた。

このシュロが連なる光景は奥州街道の浅草から平泉までによく見た光景である。
とりわけ浅草~宇都宮の間に目立つシュロの木が多かったことを記憶している。

マツダ屋旅館の名から、音(おん)の類似により自動車メーカのMAZDAを連想した。
それがゾロアスター教の神の名に由来することを知った。

ゾロアスター教の神、Ahura Mazdaを信仰した古代オリエントの王がいる。

『この大帝国の統治にあたっては、全土を20の州に分け、王が任命するサトラップ(知事、総督)を派遣して統治させ、サトラップの監視のために「王の目」「王の耳」と呼ばれた直属の監察官を派遣し、州を巡察させて王に報告させた。首都スサに大宮殿を造営、新都ペルセポリスにも壮大な宮殿を建設した。

また首都と各都市を結ぶ軍道(「王の道」)を建設するとともに、駅伝制を確立した。ちなみに、スサと小アジアのサルディス間は2600kmあるが、111の駅をおき、役人と馬を配置し、隊商隊が90日かかるところを7日で連絡したといわれる。

さらに彼は大帝国を統治する財源を確保するため、ダレイオス金貨を鋳造して貨幣を統一し、税制を整備し、フェニキア人の海上貿易を保護して税収の増大をはかった。

宗教については、彼自身はゾロアスター教を信仰したが強制せず、服属した異民族には固有の信仰を認め、また風俗・習慣も認めるなど寛容な統治を行ったので、アケメネス朝は200年以上にわたって続いた。』
(「古代オリエント」より)
http://www.sqr.or.jp/usr/akito-y/kodai/18-orient4.html

この記事を読みながら、なぜか自然と織田信長の政策的な功績と良く似ていることに気づいた。

上記抜粋記事は、古代オリエントのアケメネス朝3代目の王で、史上有名なダレイオス1世(大王)(位前522~前486)のことを書いたものである。

「駅伝制を確立」は、将軍徳川家光に至ってようやく東海道などの街道宿場整備がなされたのだが、その整備構想は織田信長とそのブレインのものであった可能性を感じる。

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StevJasy

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by StevJasy (2020-02-21 08:14) 

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