迷い道~奥州街道(4-190) [奥州街道日記]

TS393373.jpgTS393373森の出口は田んぼのあぜ道
TS393374.jpgTS393374「有壁方面奥州街道」の標識
TS393377.jpgTS393377昼食はみたらしダンゴ

森の木が少なくなり、空が広く明るく見えてきた。
坂を下ると田んぼの稲穂が見えた。

これが街道?
どう見ても田んぼのあぜ道に出てきた。
一本道だったから間違えたはずはない。

そのあぜみちの右下側に、地面すれすれの小さい標識があった。

「有壁方面奥州街道」と書いてある。

やはりこれが江戸時代からの奥州街道だったのだ。

この標識をおいてくれた親切な人に感謝した。
安心したので、その草むらにリュックを降ろし、途中で買った「みたらしだんご」で昼食とした。

ダンゴを頬張っていると、左手の山際から自動車の音が聞こえてきた。
遠くの山すそを国道4号線がよぎっているのがちらりと見えた。
ときどき自動車が左右に走る姿が遠くに見える。

よく見ていないと国道を見落とすくらい遠い。

あれが現在の自動車でいく奥州街道なのだ。
旧街道はこのあぜ道である。

13時に草むらを出発した。

上の写真にあるように、あぜ道は正面の森に突き当たり左右に分かれる。
奥州街道に行くにはどちらをいけばいいか、探すが標識はない。

左手に国道4号線が見えたので、左へ曲がれば国道に戻ってしまうだろう。
右手に曲がれば、さらに深い森へと入っていくだろう。

ガイドブックの地図には、これから第二有壁で険しくなると説明がある。
ならば右の森のほうへ再び向かうべきだろう。

自信はなかったが、「勘」に従い右折した。

もし「有壁方面奥州街道」の標識がなかったならば、道に迷ったかも知れないという不安が増加しているときだったので、国道に近づく方向に、つまり左へ曲がっていただろう。

腹ごしらえもして、落ち着いて考えた末、右へと曲がったのである。
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